★ 宴のあと:日本初のプライバシー裁判のきっかけになった本♬★

こんにちは☆ボウズです☆☆

 

今回紹介する小説は大学生の時に読んだ本📗実際の都知事選をモデルにしたと言われ、東京都知事候補有田八郎氏からプライバシー裁判を引き起こされ話題にもなった作品📚

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この物語の中心になるのは、元外交官で初老を迎えた野口雄賢と料亭の女将福沢かづの妙な関係性♬または、二者の対立関係とでも言えましょうか😵

それは精神と肉体、貴族性と庶民性、理想と現実、古風な道義と本能的な情熱を垣間見る事ができるます★

この対立構造を捉えて当時思ったことは、人間関係、取り分け恋愛関係💓において、正反対の者同士の方が上手くいくケースが多いのではないか、ということ♬なぜならば、お互いに分かり合えない部分に踏み込まないように線引きをしてしまうから、一緒に何かしたり、生活する分にはあまりけんかにならずに済むから…という理論★

最近の理想の付き合い方として、「お互いがお互いの足りない部分を補って分かり合う」というのがありますが、エヴァンゲリオンの「人類補完計画」並みの誇大妄想を抱いている若い世代の人たちは、エヴァ・ブームから10年経つにもかかわらず、最近もずっと増え続けているように見えます。

と言うのも、ひねくれてる自分を分かってくれる相手を求めていて、今の子は他人と深く関わる機会がないから他人のことがよくわからず、他人から自分がどう見えるのかもわからず、ゆえに自分のこともよくわからない。。。

だからドラマであるような強制的にもたらされた他人との関わり(Nanaテラスハウスのようなルームシェアの生活)によって、ようやく自分の欲求がわかってくる…

それが他人によって自分に足りない部分が補われたと思う所以なのでしょうか😂そういった、ドラマのような、偶然があたかも必然であるような出会いによる 他人との濃密な関係を、求めたがる傾向があるのでは?★☆

現状ではいくらネットを駆使しても現実世界では劇的な関係は生まれないので、ドラマのような非日常的な出会いに憧れるのでしょうか😵だから大半の若い世代は、現実にはそんな出会いはあり得ないと、現実世界での人間関係を半分諦めている・・・のかなぁ~と深読みしてみたり😅

しかしながら、この物語の二人は最後には・・・っとネタバレになってしまうとこでした😘

なんかかなり飛躍したレビュー内容ですが、この小説が海外で高い評価を受けるのは、社会的現実を直接文学化した最初の試みであり、日本の非政治的風土を正確に観察した作品であるからだそうです☆っと一応形だけまとめて見ました。(苦笑

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以上、ボウズでした☆

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